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昌慶宮(チャンギョングン)

昌慶宮(チャンギョングン)は、李氏朝鮮前期である成宗(ソンジョン・1459ー1494)の時代に建てられた宮殿です。王室の身分の高い人々をお迎えするにはすでに景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)がありましたが、さらにもう1つ新しく建てたわけです。

もともとここには、1418年に世宗(セジョン)が王位に就いたのにともない、上王に退いた太宗(テジョン)を迎えるために建てられた寿康宮(スガングン)がありました。

そんな場所に昌慶宮が建てたのは、成宗が大妃たち、すなわち成宗の祖父である世宗の妃(ジョンヒ・ワンブ)、叔父である睿宗(ヨンジョン)の継妃(アンスン・ワンブ)、および成宗の生母である徳宗妃(ソヘ・ワンブ)たちが、この場所に住めるようするためでした。

亡くなった先王の婦人たちが、王宮内で王とともに住むことに気がねし、王宮の外での生活を希望したので、新しい宮殿を建てたのです。先王の夫人である大妃の住むところは、元来王宮内、王の寝殿のそばの裏(北東側)にあるのが原則でした。王室内の最年長者として、朝夕王の安否うかがいを受ける大妃や大王大妃が、王の寝殿および王妃の寝殿から近い距離に住むことのは当然でした。しかし、当時の事情は違っていました。




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